電音の歩み

電子楽器を中心とし、ものづくり関係も含めて紹介していきます。

エフェクター

デジタル版Frequency Shifterの検討 その5 RP2040 + I2S ( D/A ,A/D ) ソフト編1

■RP2040 arduino(ボード Raspberry Pi PICO)で利用できる低レベル関数 ・GPIOのR/Wでは、digitalWriteと比べてgpio_putなどの低レベル関数の方が圧倒的に速い。// 8ns STM32のように5Vトレラントで無い点は要注意。 ・内蔵12bitADCは4個しか無いがなかなか速…

デジタル版Frequency Shifterの検討 その2 まずはSTM32で

■まずはSTM32F103で マイコンとしては、Armtheremin Live の音源モジュールとして STM32F103搭載のBluePillを、STM32duinoとして使っていたので、とりあえずこれで検討。 参考→ http://hyamasynth.web.fc2.com/ArmThereminLIVE/ArmTerminLIVE_Root.html しか…

デジタル版Frequency Shifterの検討 その4 RP2040 + ( D/A ,A/D )の検討ハード編

■Raspberry PICO (RP2040) 実験ボード RP2040で検討するに当たって、ブレードボード代わりに実験ボードを試作しました。 音系ではS/Nが重要なのでプレッドボードはお勧めできません。また、配線そのものが多いのでパターン化すれば楽です。 なれないMPUなの…

デジタル版Frequency Shifterの検討 その3 A/D,D/Aの選択とマイコンの変更

■外付けA/D,D/Aの選択と、それに最適なマイコンへの変更も検討 結局、良いデジタルエフェクタのプラットフォームを作ることが第一歩となったので、外付けA/D , D/A を使うことを前提に検討します。 A/D,D/Aは、外付けなら16ビット精度程度が欲しい。その際の…

デジタル版Frequency Shifterの検討 その1 考察と意義

■アナログ版Frequency Shifter アナログ版Frequency Shifter は、周波数を差の形でシフトできる他のモジュールでは得難い不思議な効果のモジュールであり、ディープなモジュラーファンからは比較的好評で、依頼を受け数台納品したことがあります。 しかし、…

EuroRack版 少構成用のミニ電源モジュールの試作

■作りたいもののイメージ Euroモジュールの中には、Frequency Shifterの様に、単独のモジュールをエフェクタの様に独立して使いたいものがあります。下の写真は今回の完成形で、ミニラックに単一モジュールとミニ電源をセットして単独で使えるようにしたもの…

Frequency Shifter の検討(その7)再設計(試作2回目)

しばらく前の話になりますが、今までの検討してきたFrequency Shifterをビルダーズサミット(2018.11.24)に展示することにしました。 今まで検討してきたのは、ブレッドボード代わりに起こした基板で、各ブロック間をあえて接続せず(ブロック毎に評価する…