電音の歩み

電子楽器を中心とし、ものづくり関係も含めて紹介していきます。

デジタル版Frequency Shifterの検討 その4 RP2040 + ( D/A ,A/D )の検討ハード編

■Raspberry PICO (RP2040) 実験ボード

RP2040で検討するに当たって、ブレードボード代わりに実験ボードを試作しました。

音系ではS/Nが重要なのでプレッドボードはお勧めできません。また、配線そのものが多いのでパターン化すれば楽です。

なれないMPUなので変更の可能性があるGPIOは未配線とし、ユニバーサル部を使って色々試せるようににしています。

 

RP2040実験ボード

エフェクタ(A/D+D/A)や音源モジュール(D/Aのみ)の検討がし易いよう、アナログLPFの抵抗が差し替え式にしたり、複数のA/D や D/Aがテストできるように工夫しています。

A/Dとしては、

・RP2040内蔵ADC(12bit)

・ボード上に実装しているSPI ADC BU79100G(6pinのU2)(12bit)

・ユニバーサル部のSPI MCP3201(12bit)

・ユニバーサル部のI2S PCM1808(24bit)

D/Aとしては、

・RP2040 のdual PWM+LPF(実質14bit)

・I2C のMCP4726(12bit)

・ユニバーサル部のI2S PCM5102(16/24/32bit)

UI用のOLEDディスプレイ(SPI) も用意しています。

また、入力用と出力用として2つの2次SALLEN-KEY LPFを用意しています。

これを使っていろいろテストすることにします。