電音の歩み

電子楽器を中心とし、ものづくり関係も含めて紹介していきます。

ARM_Theremin_Live (光るアームテルミン) その5  コントローラのケースについて

コントローラのケースについて コントローラの裏側は、左手で握り支える部位(ケース)が必要で、演奏のUIを担う重要なものです。 写真は、実際の演奏で使ってもらうためのサンプル用にikkei氏の協力で3Dプリンタで開発しているものです。(実際は、ikkei氏10…

ARM_Theremin_Live (光るアームテルミン) その4  音源モジュール

音源モジュールについて 機能としては、3pinのステレオミニジャックでコントローラと接続し、 ・電源(5V)の供給 ・制御情報を受け取り発音 することにします。 マイコンは、32bitのBluePill (STM32duino)に格上げし、 3個の POTは、 (1) 音量調整(アナログ…

ARM_Theremin_Live (光るアームテルミン) その3  コントローラについて

コントローラについて コントローラと音源モジュールに分離したシステムで、今回は「コントローラ」を紹介します。 コントローラ側の基本的な役割は、 ・音源側からパワーをもらう。 ・発音はせず、演奏情報をデジタルで音源側に送る。 ・LEDイルミネーショ…

ARM_Theremin_Live (光るアームテルミン) その2  本システムの検討

ARM_Theremin_Liv 前回のコンセプトモデルで方向は決まったので、具体的なシステム検討に移ります。 ARM_Theremin_Liveは、最初から楽器として開発するので、 ガジェット・キットからスタートした ARM_Thereminをゼロから見直します。 現時点で改善すべき必…

ARM_Theremin_Live (光るアームテルミン) の方もまとめてみました その1

■ARM_Theremin_Live (光るアームテルミン)とは 従来のアームテルミンはガジェットから楽器に一歩前進したものなのに対し、 最初から、ステージでの演奏用に開発している楽器です。 こちらもスタートは2018年で、何段階化の進化を遂げていますので、忘れない…

ARM_Theremin (アームテルミン) はその後どうなっているか その3

■電源スイッチの改良 表面実装のスライドスイッチは、いくら探しても極小サイズの華奢なものしか見つからず、 トグルスイッチなど他のスイッチはスペースを取りすぎるなどで使いづらい。 そこで比較的堅牢で設置が容易なタクトスイッチを使った電源の入切を…

ARM_Theremin (アームテルミン) はその後どうなっているか その2

■完成品への課題 電子工作ガジェットのキットから完成した楽器に近づけるには課題がいっぱいあります。 (a) 楽器としての完成度 当たり前のことですが、回路がむき出しや、ケース中の基板のスイッチを触るなどの仕様はNGでしょう。また強度が弱く壊れやすい…

ARM_Theremin (アームテルミン) はその後どうなっているか その1

■ARM_Thereminとは アームテルミンは2015年ごろから開発を始めたオリジナル楽器です。鍵盤状のトーンサークルの上にアームを回転させ「テルミン」のようにポルタメントを主とした演奏ができる楽器です。 私のWebサイト( ARM Theremin )の方で、コンセプトや…

Synth Scope その3 内部構成について

Synth Scopeは、シンセの波形を手軽に表示するモジュールです。 測定器としての精度は重要でないので(と考えて)、マイコンのソフトで実現しています。 マイコンは、AliExpressで安価に買えるSTM32搭載のMaple互換(模倣)ボードであるBluePillを使っています。…

Synth Scope その2 機能モデルを作りました

一部の方からの期待が強い(?)モジュラーシンセ専用オシロスコープの機能モデルができました。 本来なら、MakerFairなどでの展示・頒布が目指でしたが、当面機会がないので、ブログで紹介します。 仕様は「Synth Scope その1」のマイナーチェンジで、UI が整…

Synth Scope その1 試作しました。

安い中華製のOLEDディスプレイを試しているうちに、シンセ専用のオシロスコープができました。 モジュラーシンセでは、波形を見たいことはよくあり、実際オシロのモジュールも売られています。多分オシロスコープのユニットをモジュラーに組み込んだ構成だと…

今年出展したイベント その4 MakerFaire東京(2019年8月3,4日)

MakerFaire東京 8月3、4日 ビッグサイト MakerFaire京都は、エントリーし損ねたので、東京の方は早めにエントリーし、 無事出展許可がおりました。初めての出展です。 5時起きで久々のビッグサイトです。 となりの看板もMFTokyoなので紛らわしい。 Maker…

今年出展したイベント その3 メイカーズバザール大阪(2019年7月20,21日)

メイカーズバザール大阪 7月20、21日 ATC大阪 メイカーズバザールは、去年も退院直後にリハビリ参加したので、これで4回目です。 年々規模が大きくなり、今年は10階で冷房も効いて快適な環境でした。 今年は、伯さんと共同ブースということでした…

今年出展したイベント その2 MakerFaire京都(2019年5月4,5日)

MakerFaire京都 5月4、5日 けいはんなイノベーションセンタ 関西初の本家オライリー主催のMakerFaire。 けいはんなイノベーションセンタは学研都市にあり、中央線乗り入れの近鉄登美ヶ丘駅からバスで20~30分と遠い。ここを京都と呼ぶのは詐欺のようだ。…

今年出展したイベント その1 NT京都(2019年3月23、24日)

8月3,4日にビッグサイトでMakerFaireTokyo2019 があり、出展しました。 しばらくブログをご無沙汰していたので、今回出展したMakerFaireTokyo2019 を含め、今年出展したイベントをまとめてみたいと思います。(大学関係のイベントは除く) NT京都 3月…

Frequency Shifter の検討(その7)再設計(試作2回目)

しばらく前の話になりますが、今までの検討してきたFrequency Shifterをビルダーズサミット(2018.11.24)に展示することにしました。 今まで検討してきたのは、ブレッドボード代わりに起こした基板で、各ブロック間をあえて接続せず(ブロック毎に評価する…

Frequency Shifter の検討(その6)音だしテスト2

Frequency Shifterとcos/sin VCOを接続して音出しテストをしました。 ■Ring Modulatorとの比較のための音出しテスト1 ◆まず最初は、VCOの三角波を入力します。 ◆Ring Modulator mode にします。 sound 0:00 - 0:25 和と差の周波数が混ざっているのがよく分…

Frequency Shifter の検討(その5)cos/sin OSCをVCO化しました。

Frequency Shifter の検討(その3)で書いた二相正弦波発振器ですが、 2連VRを使う構成なので当然トラッキング誤差が有ります。 そのためあまり周波数の可変範囲は望めないと思い、試したところ意外と1000倍程度までいけました。しかし可変範囲をここまで…

当時の「初歩のラジオ」をお借りできました。

11月4日に母校の大阪府立大学である、HCD(ホームカミングデー) のパーティ併設展示で「例のアナログシンセ」を展示することにしたわけですが、 展示の意味としては、 過去に学生の身分でこんなこと(こんなすごいものを作って雑誌に連載まで)してい…

母校のホームカミングデーの展示協力します

大学時代の一年先輩の上田氏からメールがありました。 氏は、府大の先輩、松下での先輩であり、その後は関大に勤務されていたのですが、いつの間にか母校の府大の広報・卒業生科の仕事をされているようです。 11月4日開催の第9回目のHCD(ホームカミ…

母校のホームカミングデーの展示協力します

大学時代の一年先輩の上田氏からメールがありました。 氏は、府大の先輩、松下での先輩であり、その後は関大に勤務されていたのですが、いつの間にか母校の府大の広報・卒業生科の仕事をされているようです。 11月4日開催の第9回目のHCD(ホームカミ…

あのシーケンサーが帰ってきました。

40年前、初歩のラジオに連載を開始したとき、既にシンセこ・ラックの上に供えられていたシーケンの話です。 拙著「伝説のハンドメイドアナログシンセサイザー」のP198 に紹介しているように、連載前のシンセ初号機と組み合わせて使う目的で、友人のikkei氏に…

Frequency Shifter の検討(その4)試作した回路

試作した回路 試作した基板は、入院中に発注し自宅に届いていたものです。 構成要素となる、Dome Filter , 二相sine/cosOSC , Ring Modulator は、個別に検証・調整が必要なので、この基板はブレッドボードのつもりで、これらの構成要素は基板上で未接続にし…

Frequency Shifter の検討(その3) 二相正弦波発振器

grapf 1 circuit 1 二相正弦波発振器 Frequency Shifter を構成するには、下式のcos(αt) , sin(αt) 二相の変調用の正弦状波発振器が必要です。 私がFrequency Shifterに期待する効果が、 (A) 周波数シフト(上下) & 倍音構成を崩す (B) ディチューンによる…

Frequency Shifter の検討(その2) Dome Filterの検討

graph 1 circuit1 Dome Filter ? 入力された原音の基音と高調波の位相を90°シフトするフィルタをDome Filterと呼びます。 ヒルベルト変換のアナログ近似で、実部用と虚部用の二つのAll Pass Filter ( Phase Shifter )で構成します。 各Phase Shifterは、オー…

Frequency Shifter の検討(その1) 原理と構成について

Fig1 Freqency Shifterって? 長い入院生活の間で何か面白いモジュールの検討をしたいと思っていました。 そのとき頭に浮かんだのが、Freqency Shifter です。 かなりマイナーなモジュールで、私自身も実際の製品を見たことも無く、音を聞いたこともありませ…

6809/Z80マシーンを発掘しました(5) 動かしてみました!

大分メンテしたら、安定に動くようになりました。 どんな感じかは動画で見てください。 8" フロッピーの迫力ある動作音も懐かしいです。 youtu.be

6809/Z80マシーンを発掘しました(4) マルチCPUの仕組み(2) ソフト編

マルチCPUの仕組み(2) ソフト編 動いているCPUが自分自身を停止させ、相手を動かせるハードの仕組みについては、 6809/Z80マシーンを発掘しました(3) マルチCPUの仕組み(1) ハード編 - 電音の歩み を見てください。 とてもシンプルなハードですが、シンプル…

6809/Z80マシーンを発掘しました(3) マルチCPUの仕組み(1) ハード編

マルチCPUシステムの工夫 実家をあさっていると、このシステム(たぶん)の回路図や資料も出てきました。 今見ても面白い点があるので、一度まとめて紹介します。 まず一番の売りは、「6809からZ80のサブルーチンをコール」したり、逆に「Z80から6809をコー…

6809/Z80マシーンを発掘しました(2) CPUボード

■ 6809 と Z80 マルチCPUのCPUボードです。 '81から'82頃に作ったものと思います。 裏面 ジュンフロン線で手配線です。 昔は苦も無くこんな配線していたのです。 2本切れた線がありました。わかりやすいところでしたので付けなおしました。 表面の中央 中央…