電音の歩み

電子楽器を中心とし、ものづくり関係も含めて紹介していきます。

ARM_Theremin (アームテルミン) はその後どうなっているか その1

■ARM_Thereminとは

アームテルミンは2015年ごろから開発を始めたオリジナル楽器です。鍵盤状のトーンサークルの上にアームを回転させ「テルミン」のようにポルタメントを主とした演奏ができる楽器です。

私のWebサイト( ARM Theremin )の方で、コンセプトや技術の紹介・デモなどをしていますのでご存じない方は見てください。

 

元々は、教育系の電子工作キットとして開発を開始したものですが、いつの間にかテルミン系の電子楽器として認識されてきました。

2017年くらいから色々なイベントで紹介し、マニア向けのキットを少量頒布(作るのに技術が必要なので)し、2019年、初心者でも作れる簡単バージョンキットを作り、今まで数10人の方が作られています。

      

  2019年にMakerFairなどのイベントで頒布しているキットの写真

 

ただ、興味を持たれる層が電子工作系のかたから、演奏サイドの方に広がりつつあり、

「作らないといけないの」という声が増え、完成品を検討しています。

 

実は、電子工作系の方は、「キット制作をされたあとそこで満足しておしまい」という傾向があり、「実際に楽器として演奏する」方はごく少数なので、

なんとかキットではなく完成して楽器に進化させる取り組みをしています。

 

続きは次回に