40年前、初歩のラジオに連載を開始したとき、既にシンセこ・ラックの上に供えられていたシーケンの話です。
拙著「伝説のハンドメイドアナログシンセサイザー」のP198 に紹介しているように、連載前のシンセ初号機と組み合わせて使う目的で、友人のikkei氏に依頼したモノです。
モーグなどのシーケンサーを知らなかったため、とても面白い仕様になっています。
このあたりのことは、本に書いているので省略するとして、省略するとして、
書籍執筆のためにシンセを実家の押し入れから取り出したときには、既に動かなくなっていました。
このシーケンサーは、マイコンは使っていないのは当然として、ロジックICも使っておらず、ディスクリートで、何度か改造を経ているようで残っていた回路図も怪しい。
ということで作者のikkei氏に、直る期待半分で手が空いたときに見て欲しいと行って預けていたところ、本当に直って帰ってきました。 はんだが取れたり、線が切れたり、接触不良やトランジスタの故障などいろいろあったようです。
早速、最新のEuroモジュラーと接続して動作させてみました。
下の動画をじっくり見て貰えれば、以外と多機能なことが分かると思います。
ステップ毎にゲートをオフにできたり、CVの加算値を出力させてアクセントを付けたり、別に設定したCVとの加算をボタンで行い、ピッチをシフトさせたり等々・・