新年、長浜に行ってきた。
新年、おめでとうございます。
6日(土)に突然思い立ってドライブがてら長浜まで行ってきました。
おととし?にも、盆梅目当てで行きましたが、今年は盆梅展は10日からなので残念ながら盆梅は無し。
長浜は、ほぼ琵琶湖の湖北付近で、米原よりも大分先で思ったよりも遠い。
特に何がしたいというわけではなかったので、毎度定番の「黒壁スクエア」と「海洋堂フィギュアミュージアム」に行きました。
期待していた海洋堂ミュージアムは、工事中ということで別の場所で仮営業で、規模がかなり小さく残念でした。
ついでに、ヤンマーミュージアムにも寄ってみました。
少し期待したのですが、子供向けの展示でした。
最古のディーゼルエンジンの模型。
ガスタービンの模型。
EuroRack版 山下シンセプロジェクト(VCF そのX) シンセサミットで配布するVCFキット
時間的にぎりぎりですが、ビルダーズサミットで配布するVCFキットの準備です。
先週準備していたVCOと同様、現役ビルダーへのフィールドテストのための最小限のキットです。
VCFもVCOと同様、ジャックとVRを基板の両面に配置するタイプ1パネル構造のモジュールですので、
タイプ1パネルの構成と製作手順説明資料
http://hyamasynth.web.fc2.com/EuroSynth/EuroSynth_manual_type1_panel.pdf
・テスト配布用 VCF 主要部品キット(ver.1.0) 製作マニュアル
http://hyamasynth.web.fc2.com/EuroSynth/EuroSynth_KIT_manual_VCF1.pdf
回路図
EuroRack版 山下シンセプロジェクト(VCO その6) シンセサミットで配布するVCOキットについて
今年もアナログシンセ・ビルダーズサミット(12/2)が近づいてきました。
エントリーは済ませ、新幹線とホテルは取りました。
後は展示内容の用意とガイドブック原稿が残っています。
展示としては、桐箱入りのEuroRack版の山下シンセ一式を音出しできる形で触ってもらえる様にしたいと思っています。
こちらは現状でもなんとかなるのですが、問題はキットとしての試験配布の件です。
今後、初級者向きのキットやワークショップで使うのに先立ち、
現状でどんな課題があるのかの調査をかねて、ビルダーズサミットで現役ビルダーの人に最小限のキットを配布したいと思っていました。まずは、VCOとVCFから。
最小限とはいえ、基板とパネル、サブパネルだけでは無理なので、入手が難しいVRとJack他、最低限必要な物をセットにしようと思います。
まずは、VCOのマニュアルを作りました。
タイプ1パネルの構成と製作手順説明資料
http://hyamasynth.web.fc2.com/EuroSynth/EuroSynth_manual_type1_panel.pdf
タイプ1パネルとは、VCO / VCF / VCA のように、ジャックとVRを基板の両面に配
置する構成のモジュールで採用しているものです。
・テスト配布用 VCO 主要部品キット(ver.1.2)
製作マニュアル
http://hyamasynth.web.fc2.com/EuroSynth/EuroSynth_KIT_manual_VCO1_2.pdf
回路図
EuroRack版 山下シンセプロジェクト VCA と SG + LFO の基板が届きました。
Elecrowのセールを利用して、50mm*50mm の値段で 100mm*100mm を作れました、
5枚で $4.9 です。
100mm*100mmの中に、VCA と SG/LFO と マルチプルジャックが入りました。
ホント、こんなのが5枚 $5 で良いのでしょうか? (おまけで6枚きた)
下は、三枚におろしたところです。
手違いでカットされなかったので、コンターで切りました。これは残念です。
相変わらず、十分なチェック無しで試作したため、小さなミスはありましたが、プロトとしてはOKでしょう。
EuroRack版 山下シンセプロジェクト(SG + LFO その2) 回路決定しました。
前回のプログ
で決定したように、SG( Sweep Gen.) とCVでゲインが可変出来る VCALFO の複合モジュールの回路決定しました。
SG + LFOモジュールの構成
Sweep Generator + VCALFO を1モジュールとします。
■ Sweep Generator
Gate等に同期して、上昇するCVを発生する。
キーオフでピッチが上昇するCVの生成や、 次のVCALFO と接続すると簡単に、ディレイビブラートが実現できます。
入力 Gate
コントロール Sweep開始するGateエッジ(立ち上がり、立ち下がり)
Sweep Time Constant
出力 CV
■VCALFO
振幅をCVで制御できる LFO(世界初かも?)
入力 CV(デフォルトで SG の出力が接続されています)
コントロール Frequency
EuroRack版 山下シンセプロジェクト(LFOその1) LFOとSGの複合モジュールにします
基板サイズと発注
今まで、すべての基板を作っているElecrow では、プロトでの基板サイズの単位が 50mm * 50 mm なので、これに合理的に収まるようレイアウトしています。
Euro のパネルは縦128.5mm なので、基板の縦サイズは 110mm くらい欲しいのですが、勿体ないので縦は100mmちょうどに留め、幅は50mm以下にしています。
Elecrowでは、最小プロトである、50mm*50mm*5枚プロト製品が、現在セール中で、なんと言うことでしょう、価格($4.9)そのままで、基板サイズを100mm*100mmまで増やせます。
ということで、既に設計しているVCA基板は、今回のLFOと合わせて実質無料で製作しようという魂胆で、発注を遅延しています。
書籍「今作るなら」でのLFOの仕様
「今作るなら」では、2つのLFOを紹介しました。
LFO1
LFO1は、かなり工夫したもので、CV で三角波と方形波の振幅が変わる変わったLFO です。そしてGateに同期してアタックの変わるCV 生成回路と一体化し、ディレイビブラートが簡単に実現できるようにしています。
モジュラーシンセでは、実はディレイビブラートのパッチングは簡単ではありません。
LFOの出力をVCAに通してVCOを変調し、VCAにはリトリガブルなEG(AR)のRは最大にし、Aでディレイを調整します。 実際にやろうとすると、DC付近まで通るようなVCAが必要ですし、EGにもリトリガブルなものが必要なので、そう簡単にはできません。
そういうわけで、有用なディレイビブラートが簡単に得られる仕掛けを用意したものです。
LFO2
LFO2は、デューティ可変のLFOで、三角波の立ち上がりと立ち下がりのデューティをVRで連続可変し、ノコギリ波→三角波→逆ノコギリ波 がだせるものです。方形波のデューティも変わります。
いずれも、モジュールとしては小物なので、合わせてひとつの8HPモジュールにできると良いが、ジャックとVRの数がオーバーしそうです。
ホント、Euroのパネルは小さい。
結論としては、LFO1とSweep Gen.(Gateに同期して上昇するCVを作る)を備えた、6HPモジュールにする方向です。
EuroRack版 山下シンセプロジェクト(VCAその2) VCAの回路が決定しました。
EURO モジュラー用の VCA 回路設計終わりました。
このVCAはお勧めです。
といっても、結局、連載の回路のマイナーチェンジに落ち着き、40年前の連載の回路が良く出来ていたことが確認できました。逆を言えば、進歩が無い。
VCAの重要な機能として、
・シグナルインジケータ
オーディオ信号が出力されているのかを知らせる
・ピークインジケータ
オーディオ出力が±5 V を超えたことを知らせる
があります。
これを用いると、「音が出ない」「音が歪む」を知らせて、適切に調整が簡単にできるようになります。
コネクタP2 には、LIN / EXP を切り替える3P のトグルスイッチを接続します。
まず、LIN 側にします。
調整方法は、
(1) Ain にVCO の10 Vp-pの三角波 or ノコギリ波を入力し、VR4 でゲインを最大にする。
(2) オペアンプ(U1A)の出力(1pin)をオシロスコープで観測し、InitialGain VR を上げたとき、
オーディオ信号が、0 V を中心に出力されるように、RV1 でDCバランスを調節します。
(3) CV1 に CV = 10 V を入力し、オーディオ出力が 10Vp-p (ピークインジケータが点く直前)になるよう、InitialGain を回します。
これが、LIN モードでの最適設定です。
(4) 次に、スイッチをEXP 側に切り替えます。
(5) CV1 に CV = 10 V を入力し、オーディオ出力が 10Vp-p (ピークインジケータが点く直前)になるよう、RV2を調節します。
これが、EXPモードでの最適設定です。
この状態では、 LIN/EXP を自由に切り替えることが出来ます。
EXP モードでの、LIN とは全然違うパーカッシブな表現が可能です。