電音の歩み

電子楽器を中心とし、ものづくり関係も含めて紹介していきます。

Synth Scope その1 試作しました。

安い中華製のOLEDディスプレイを試しているうちに、シンセ専用のオシロスコープができました。

 

モジュラーシンセでは、波形を見たいことはよくあり、実際オシロのモジュールも売られています。多分オシロスコープのユニットをモジュラーに組み込んだ構成だと思います。しらんけど。

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今回は、デジタルシンセのソフト構成を基本として、

 ・初段の音源部を波形の取り込みに置き換える

 ・最後の発音部を、波形表示に置き換える

で、

コンセプトは、シンセ専用のオシロ

・調整は最低限で、パッチするだけで見たい波形が見れる。

 入力レベルは、10Vpp,Lineレベルを切り替える。もちろん調整はできる。

・シンセ専用の波形表示モードとして

■1 サウンド波形表示モード

 耳で聞く音を表示するモードなので、チューナーのようにピッチがわかりやすくなっています。

  ・スイープ周波数の決定は、音階に合わせアンチログを設ける。

   とりあえず、オクターブをディミニッシュで4分割(C,D#,F#,A)とし、

   音名と周波数を表示(画面に1波形を表示したときの)

  ・トリガは、内部トリガだけでは、オシレータシンクや複数オシレータによる変調波形

   のような複雑な波形を静止できないので、外部トリガも用意します。

  ・使い方は簡単で、外部トリガをパッチするだけでオートで切り替わる。

■2 LFO表示モード

 ふつうのオシロでは表示が難しい超低周波専用の表示モードです。数秒周期の低速から数10Hzまでをカバーします。 これは使いやすいです。

 

■3 エンベロープ表示モード

 EGの波形表示専用のモードで、単発の波形でもきれいに表示できます。 

 これは、見てもらわないと説明がむずかしい。

 

それでは紹介動画をつくつたので見てください。