電音の歩み

電子楽器を中心とし、ものづくり関係も含めて紹介していきます。

6809/Z80マシーンを発掘しました(2) CPUボード

■ 6809 と Z80 マルチCPUのCPUボードです。

'81から'82頃に作ったものと思います。

 

裏面

 ジュンフロン線で手配線です。 昔は苦も無くこんな配線していたのです。

 2本切れた線がありました。わかりやすいところでしたので付けなおしました。

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表面の中央

中央が日立製の2MHzの68B09 、右がNECZ80です。

左のP-ROMは、4KB の2732です。アドレス$F000-$FFFF に配置されてます。

後半の$F800-$FFFF は、モトローラ製の高機能モニタプログラム Assist09 を入れています。

前半は、Assist09 の独自拡張部 (私が作りました)が入っています。

 主には、6809とZ80の切り替えサポート(互いに相手のCPUのサブルーチンをコールできる仕掛け)と、8インチフロッピーのドライバが入っています。

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表面の全体

上に乗っている基板は、DRAMです。

64Kbit ×8 ×2 で 128KBあります。

8bitCPUのアドレス空間(16bit )は、最大 64KBなので、2ページ分になります。

簡易MMUを使って 8KB 単位に、ページを選択できる仕組みです。

 

右上のLEDですが、赤は6809緑はZ80 が走っていること示します。

CP/Mが走っているときは両方が点滅していました。(BIOSは6809コードなので)

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