電音の歩み

電子楽器を中心とし、ものづくり関係も含めて紹介していきます。

OLEDに張り付く、 切手サイズのArduino 互換Tiny board その1

安価な中華製で極小OLEDに張り付く、極小Tiny Arduinoを開発しています。
■当初の目的
当初の目的は、表示用の処理をここで行い表示用のコマンドをシリアルで送るだけで、汎用的に使える簡インテリジェントディスプレイを作ることでした。こうするとホストマイコンはコマンドを送るだけの小変更でリッチなディスプレイを付加できます。

■ピン配置
その後、これのGPIOが開放されていれば、極小のarduinoとして使えることに気づき、
OLEDサイズのままUNOと同じくATmega328の全ピン開放するように再設計しました。 

■現在の意味
インテリジェントディスプレイだけでなくOLEDを使ったアプリケーションがこれだけで作れる、OLEDコンパチのTiny Arduino互換ボードになりました。
OLED実装しないときはUnoと同様全ピン使えます。
書き込みは、ProMiniと同様にUSB-Serialで行えます。
OLEDは、Arduinoのライブラリで簡単に使えます。
■使用形態
 使用形態としては、ピンソケットの付け方によって、
(1) OLEDに貼り付けて使用する (当初予定の形態)
  コネクタJ1以外は自由に使えます。
(2) 極小Arduinoとして使う
UNOと同様に、全ピン コネクタJ1,J2,J3 を自由に使えます。
  この形態でも、写真のようにOLEDを使用することもできます。
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さらには、コネクタJ4はUSBシリアルに接続して書き込む用途ですが、
少し工夫すれば、書き込み終了後は別用途に使えますので、
UNOでは困難だったハードウエアシリアルを使うアプリケーション(MIDI関係など)にも使えるメリットがあります。