コントローラについて
コントローラと音源モジュールに分離したシステムで、今回は「コントローラ」を紹介します。
コントローラ側の基本的な役割は、
・音源側からパワーをもらう。
・発音はせず、演奏情報をデジタルで音源側に送る。
・LEDイルミネーションはコントローラ単独で行う
具体的には
・トーンアーム 12bitADCで読み取り、キャリブレ・アンチログをかけ15bitCVに変換
・ベロシティ圧力センサ 非線形チューニング後、15bitCVに変換
・モジュレーション圧力センサ 非線形チューニング後、15bitCVに変換
・その他、POTとスイッチの一部を、15bitCVに変換
・発光パターン処理は、コントローラで完結
とします。
圧力センサ
秋月のを使っています。
指での押す感覚と音量との関係が重要です。
ストロークを稼ぐため柔らかなシートの上に設置し、電気的にはリニアライズ関数を試行錯誤で決めています。
今後、さらにチーニングすることとし、現状はまあまあで妥協しています。
他には、POTを2個(Tone,Func)とプッシュスイッチ3個を設置しています。
Toneは、今の実装では例えば5つの波形とその間の波形を連続的に作り出す波形モーフィングのコントロールです。
Funcには、色々なエフェクトを切り替えて実験する予定です。
どちらにらよ、これらの機能を決めるのは音源モジュール側の実装できまります。
プッシュスイッチは、オクターブシフト、ディチューンユニゾン、発光パターン変化の予定です。
回路
マイコンは、ATmega328、ADCとしてISP接続の12bit MCP3201を使用します。
マイクロチップのMCP3201は、AliExpressで購入したところ、偽物を掴まされました。中が空でした。12bitのADCは製品も少なく他に適当なものがないので貴重です。
https://twitter.com/hhh_yama/status/1169154156130648065/photo/1
音源モジュールから送る電源の大半はLED駆動に使われるので、大きなノイズが乗るので、マイコンやADCへの電圧供給のためにクリーン化が必要です。
当然ケーブルで送るので、5Vから電圧降下がありノイズも乗るので、低ドロップレギュレータで4Vを作ります。4Vの低ドロップ可変レギュレータで良いのを(NJM11100を)見つけたので使用しました。
マイコンにはブートローダを書き込みコネクタP4にUSBシリアル変換をつなぐと、直接ArduinoIDEから書き込めます。
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