電音の歩み

電子楽器を中心とし、ものづくり関係も含めて紹介していきます。

ARM_Theremin_Live (光るアームテルミン) その3  コントローラについて

コントローラについて

コントローラと音源モジュールに分離したシステムで、今回は「コントローラ」を紹介します。

コントローラ側の基本的な役割は、

音源側からパワーをもらう。

・発音はせず、演奏情報をデジタルで音源側に送る

・LEDイルミネーションはコントローラ単独で行う

 

具体的には

 ・トーンアーム 12bitADCで読み取り、キャリブレ・アンチログをかけ15bitCVに変換

 ・ベロシティ圧力センサ 非線形チューニング後、15bitCVに変換

 ・モジュレーション圧力センサ 非線形チューニング後、15bitCVに変換

 ・その他、POTとスイッチの一部を、15bitCVに変換 

 ・発光パターン処理は、コントローラで完結

 とします。

 

圧力センサ

 秋月のを使っています。

指での押す感覚と音量との関係が重要です。

ストロークを稼ぐため柔らかなシートの上に設置し、電気的にはリニアライズ関数を試行錯誤で決めています。

今後、さらにチーニングすることとし、現状はまあまあで妥協しています。

 

他には、POTを2個(Tone,Func)とプッシュスイッチ3個を設置しています。

 Toneは、今の実装では例えば5つの波形とその間の波形を連続的に作り出す波形モーフィングのコントロールです。

Funcには、色々なエフェクトを切り替えて実験する予定です。

どちらにらよ、これらの機能を決めるのは音源モジュール側の実装できまります。

プッシュスイッチは、オクターブシフト、ディチューンユニゾン、発光パターン変化の予定です。

 回路

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マイコンは、ATmega328、ADCとしてISP接続の12bit MCP3201を使用します。

マイクロチップのMCP3201は、AliExpressで購入したところ、偽物を掴まされました。中が空でした。12bitのADCは製品も少なく他に適当なものがないので貴重です。

https://twitter.com/hhh_yama/status/1169154156130648065/photo/1

 

音源モジュールから送る電源の大半はLED駆動に使われるので、大きなノイズが乗るので、マイコンやADCへの電圧供給のためにクリーン化が必要です。

当然ケーブルで送るので、5Vから電圧降下がありノイズも乗るので、低ドロップレギュレータで4Vを作ります。4Vの低ドロップ可変レギュレータで良いのを(NJM11100を)見つけたので使用しました。

 

マイコンにはブートローダを書き込みコネクタP4にUSBシリアル変換をつなぐと、直接ArduinoIDEから書き込めます。

 

 

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