電音の歩み

電子楽器を中心とし、ものづくり関係も含めて紹介していきます。

EuroRack版 山下シンセプロジェクト(EG その2) EGの回路は

EGの回路構成案はできましたが、これをそのまま回路で構成すると、

初ラの元EGと比べて少し複雑になります。

 

そこでPWMによる充放電の制御にマイコンを使うことにしました。

アナログ回路で構成するというポリシーからは少しずれますが、元回路もフリップフロップを使って状態遷移をしているのですし、EG出力そのものはコンデンサの充放電波形なので、アナログEGだと言い切ることにしました。

 

マイコンの役割としては、

①A,D,RのONオフにPWMを重畳した信号を出力する。

②充放電コンデンサの電圧をAD変換し所定の電圧(ここでは 5/3 = 1.67 V)と比較し、

 A期間(立ち上がり状態)、D,R期間(立ち下がり状態)を決定します。

 

 

①②でPWM重畳以外は初ラのEGでもやっていることなので、マイコンを使っても本質的な観点でアナログEGと言うことにします。

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8pinマイコンでATtiny85 を前提としているので、PWM出力ピンが2本しかないので、AとRは1本のPWMと外部で合成し、DはPWMと合成した信号をピンから出す様にしました。

 Rangeは、PWMデューティを変えて、時間軸のスケールを変える用途に使います。

 

その後、秋月で50円のATtiny13 でも動作確認できましたので、

これで基板設計することにします。