電音の歩み

電子楽器を中心とし、ものづくり関係も含めて紹介していきます。

今年出展したイベント その3 メイカーズバザール大阪(2019年7月20,21日)

メイカーズバザール大阪 7月20、21日 ATC大阪 メイカーズバザールは、去年も退院直後にリハビリ参加したので、これで4回目です。 年々規模が大きくなり、今年は10階で冷房も効いて快適な環境でした。 今年は、伯さんと共同ブースということでした…

今年出展したイベント その2 MakerFaire京都(2019年5月4,5日)

MakerFaire京都 5月4、5日 けいはんなイノベーションセンタ 関西初の本家オライリー主催のMakerFaire。 けいはんなイノベーションセンタは学研都市にあり、中央線乗り入れの近鉄登美ヶ丘駅からバスで20~30分と遠い。ここを京都と呼ぶのは詐欺のようだ。…

今年出展したイベント その1 NT京都(2019年3月23、24日)

8月3,4日にビッグサイトでMakerFaireTokyo2019 があり、出展しました。 しばらくブログをご無沙汰していたので、今回出展したMakerFaireTokyo2019 を含め、今年出展したイベントをまとめてみたいと思います。(大学関係のイベントは除く) NT京都 3月…

Frequency Shifter の検討(その7)再設計(試作2回目)

しばらく前の話になりますが、今までの検討してきたFrequency Shifterをビルダーズサミット(2018.11.24)に展示することにしました。 今まで検討してきたのは、ブレッドボード代わりに起こした基板で、各ブロック間をあえて接続せず(ブロック毎に評価する…

Frequency Shifter の検討(その6)音だしテスト2

Frequency Shifterとcos/sin VCOを接続して音出しテストをしました。 ■Ring Modulatorとの比較のための音出しテスト1 ◆まず最初は、VCOの三角波を入力します。 ◆Ring Modulator mode にします。 sound 0:00 - 0:25 和と差の周波数が混ざっているのがよく分…

Frequency Shifter の検討(その5)cos/sin OSCをVCO化しました。

Frequency Shifter の検討(その3)で書いた二相正弦波発振器ですが、 2連VRを使う構成なので当然トラッキング誤差が有ります。 そのためあまり周波数の可変範囲は望めないと思い、試したところ意外と1000倍程度までいけました。しかし可変範囲をここまで…

当時の「初歩のラジオ」をお借りできました。

11月4日に母校の大阪府立大学である、HCD(ホームカミングデー) のパーティ併設展示で「例のアナログシンセ」を展示することにしたわけですが、 展示の意味としては、 過去に学生の身分でこんなこと(こんなすごいものを作って雑誌に連載まで)してい…

母校のホームカミングデーの展示協力します

大学時代の一年先輩の上田氏からメールがありました。 氏は、府大の先輩、松下での先輩であり、その後は関大に勤務されていたのですが、いつの間にか母校の府大の広報・卒業生科の仕事をされているようです。 11月4日開催の第9回目のHCD(ホームカミ…

母校のホームカミングデーの展示協力します

大学時代の一年先輩の上田氏からメールがありました。 氏は、府大の先輩、松下での先輩であり、その後は関大に勤務されていたのですが、いつの間にか母校の府大の広報・卒業生科の仕事をされているようです。 11月4日開催の第9回目のHCD(ホームカミ…

あのシーケンサーが帰ってきました。

40年前、初歩のラジオに連載を開始したとき、既にシンセこ・ラックの上に供えられていたシーケンの話です。 拙著「伝説のハンドメイドアナログシンセサイザー」のP198 に紹介しているように、連載前のシンセ初号機と組み合わせて使う目的で、友人のikkei氏に…

Frequency Shifter の検討(その4)試作した回路

試作した回路 試作した基板は、入院中に発注し自宅に届いていたものです。 構成要素となる、Dome Filter , 二相sine/cosOSC , Ring Modulator は、個別に検証・調整が必要なので、この基板はブレッドボードのつもりで、これらの構成要素は基板上で未接続にし…

Frequency Shifter の検討(その3) 二相正弦波発振器

grapf 1 circuit 1 二相正弦波発振器 Frequency Shifter を構成するには、下式のcos(αt) , sin(αt) 二相の変調用の正弦状波発振器が必要です。 私がFrequency Shifterに期待する効果が、 (A) 周波数シフト(上下) & 倍音構成を崩す (B) ディチューンによる…

Frequency Shifter の検討(その2) Dome Filterの検討

graph 1 circuit1 Dome Filter ? 入力された原音の基音と高調波の位相を90°シフトするフィルタをDome Filterと呼びます。 ヒルベルト変換のアナログ近似で、実部用と虚部用の二つのAll Pass Filter ( Phase Shifter )で構成します。 各Phase Shifterは、オー…

Frequency Shifter の検討(その1) 原理と構成について

Fig1 Freqency Shifterって? 長い入院生活の間で何か面白いモジュールの検討をしたいと思っていました。 そのとき頭に浮かんだのが、Freqency Shifter です。 かなりマイナーなモジュールで、私自身も実際の製品を見たことも無く、音を聞いたこともありませ…

6809/Z80マシーンを発掘しました(5) 動かしてみました!

大分メンテしたら、安定に動くようになりました。 どんな感じかは動画で見てください。 8" フロッピーの迫力ある動作音も懐かしいです。 youtu.be

6809/Z80マシーンを発掘しました(4) マルチCPUの仕組み(2) ソフト編

マルチCPUの仕組み(2) ソフト編 動いているCPUが自分自身を停止させ、相手を動かせるハードの仕組みについては、 6809/Z80マシーンを発掘しました(3) マルチCPUの仕組み(1) ハード編 - 電音の歩み を見てください。 とてもシンプルなハードですが、シンプル…

6809/Z80マシーンを発掘しました(3) マルチCPUの仕組み(1) ハード編

マルチCPUシステムの工夫 実家をあさっていると、このシステム(たぶん)の回路図や資料も出てきました。 今見ても面白い点があるので、一度まとめて紹介します。 まず一番の売りは、「6809からZ80のサブルーチンをコール」したり、逆に「Z80から6809をコー…

6809/Z80マシーンを発掘しました(2) CPUボード

■ 6809 と Z80 マルチCPUのCPUボードです。 '81から'82頃に作ったものと思います。 裏面 ジュンフロン線で手配線です。 昔は苦も無くこんな配線していたのです。 2本切れた線がありました。わかりやすいところでしたので付けなおしました。 表面の中央 中央…

6809/Z80マシーンを発掘しました(1)

年始めに母が他界して無人になった実家から色々なモノが発掘されました。 そのひとつが、6809/Z80マシーンです。 6800から6809に進んできて最後に自作したマシーンです。 その後は、FM77を購入してしまいました。 ジャンクの 8"FDDです。大変でかくて重いで…

八尾ロボットフェア2018でLEDバッジ製作教室

今年も八尾アリオのロボットフェアで「LEDバッジの製作教室」をやりました。 4年生以上としていたのですが、八尾のおばちゃんの圧力に負け、ついに2年生まで引き受けてしまいました。 はんだ付けに苦労する子、お絵かきで悩む子、などいろいろ有りましたが…

新年、長浜に行ってきた。

新年、おめでとうございます。 6日(土)に突然思い立ってドライブがてら長浜まで行ってきました。 おととし?にも、盆梅目当てで行きましたが、今年は盆梅展は10日からなので残念ながら盆梅は無し。 長浜は、ほぼ琵琶湖の湖北付近で、米原よりも大分先で…

EuroRack版 山下シンセプロジェクト(VCF そのX) シンセサミットで配布するVCFキット

時間的にぎりぎりですが、ビルダーズサミットで配布するVCFキットの準備です。 先週準備していたVCOと同様、現役ビルダーへのフィールドテストのための最小限のキットです。 VCFもVCOと同様、ジャックとVRを基板の両面に配置するタイプ1パネル構造のモジュー…

EuroRack版 山下シンセプロジェクト(VCO その6) シンセサミットで配布するVCOキットについて

今年もアナログシンセ・ビルダーズサミット(12/2)が近づいてきました。 エントリーは済ませ、新幹線とホテルは取りました。 後は展示内容の用意とガイドブック原稿が残っています。 展示としては、桐箱入りのEuroRack版の山下シンセ一式を音出しできる形で触…

EuroRack版 山下シンセプロジェクト VCA と SG + LFO の基板が届きました。

Elecrowのセールを利用して、50mm*50mm の値段で 100mm*100mm を作れました、 5枚で $4.9 です。 100mm*100mmの中に、VCA と SG/LFO と マルチプルジャックが入りました。 ホント、こんなのが5枚 $5 で良いのでしょうか? (おまけで6枚きた) 下は、三枚に…

EuroRack版 山下シンセプロジェクト(SG + LFO その2) 回路決定しました。

前回のプログ で決定したように、SG( Sweep Gen.) とCVでゲインが可変出来る VCALFO の複合モジュールの回路決定しました。 SG + LFOモジュールの構成 Sweep Generator + VCALFO を1モジュールとします。 ■ Sweep Generator Gate等に同期して、上昇するCVを…

EuroRack版 山下シンセプロジェクト(LFOその1) LFOとSGの複合モジュールにします

基板サイズと発注 今まで、すべての基板を作っているElecrow では、プロトでの基板サイズの単位が 50mm * 50 mm なので、これに合理的に収まるようレイアウトしています。 Euro のパネルは縦128.5mm なので、基板の縦サイズは 110mm くらい欲しいのですが、…

EuroRack版 山下シンセプロジェクト(VCAその2) VCAの回路が決定しました。

EURO モジュラー用の VCA 回路設計終わりました。 このVCAはお勧めです。 といっても、結局、連載の回路のマイナーチェンジに落ち着き、40年前の連載の回路が良く出来ていたことが確認できました。逆を言えば、進歩が無い。 VCAの重要な機能として、 ・シグ…

EuroRack版 山下シンセプロジェクト(VCAその1) VCAの回路

VCAの回路 VCAは、Euroに対応して電源電圧を12Vに変更する程度で、設計はほぼ書籍のままでよいと考え、 書籍の「今作るなら」で 設計したVCA 回路をチェックするために作った基板を流用して、むりやりEuroパネルに納めて、仮のVCAを試作しました。「(VCA…

工学実験フェア

今日は、祭日にかかわらず、大工大のイベントです。 大学全体のイベントで、全体で100近くのワークショップや体験テーマが揃っています。 夏休みの自由研究になるということで、本当に多くの小学生で大学構内が埋め尽くされていました。 私のワークショップ…

EuroRack版 山下シンセプロジェクト ケース作り3 仮組みし動作確認

桐箱シンセケース仮組みしました。 前回の電源回路とLED電飾を内蔵したパワーボードを搭載しています。 搭載モジュールは、左から ・MIDI-CV ・VCO ・VCO(一次試作ver.) ・VCF ・EG あとは仮モジュールなので省略。 前回の整流回路は天井に張り付けていま…